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第2回 内部研修 ~施設内事例研究発表会~

第2回 内部研修

~施設内事例研究発表会~

 
平成26年11月21日(金)19:00~20:00まで、第2回 内部研修(施設内事例研究発表会)を開催しました。
 
今回は事務スタッフによる「福祉施設の事務の仕事と役割」、特養虹棟ユニットによる「認知症ケアについて~Kさんの事例より」を発表しました。


 



  
  





 

  




事務の発表では、会計、総務、労務など他部署のスタッフにはわからない語句が沢山出てきましたが、窓口の役割として「日頃の皆さんの頑張りで築き上げてきた信頼を、たった1本の電話の一言で崩してしまうことがないように意識して対応しています」という言葉で、我々はチームで利用者の方々を支援しているという一体感をより感じることができました。
フロアからは「休日など事務が休みの日には電話対応する場合があります。改めて電話対応を慎重に行わないといけないと実感しました」という意見がありました。
 
 
虹棟の発表では「認知症について」と題して「認知症とは?」「認知症対応マニュアルの見直し」「認知症マニュアルに沿った実践事例」と3つの柱に分けて発表しました。
認知症の原因でもある、脳血管性認知症やアルツハイマー型認知症の特徴や症状を再確認し、秋穂あかり園認知症対応マニュアルに記載されている、認知症を理解するための8大法則1原則を実際にご利用者の行動をあてはめてみて、自分達のケアの方法を見直しました。そしてユニット内での声掛けや、ケアの方法を検討していき「行動障がいをみるのではなく、なぜそのような行動をとるのかを考える」それを実践していく上で、ご利用者の表情や生活に変化を感じることができてきている事の中間報告をしました。
 
 
 
 
 

最後に園長からの総評では、事務の仕事は難しい言葉が多く出てきて、なにかよく解らなかったと思います。お金のことなので間違いがあっては絶対にいけません。しかしその“よくわからない”“難しい仕事”をしている人もいて、ひとつのチームとして運営できていることが解ってもらえたと思います。
また、虹棟の発表では、「相手に受け入れられてから初めて介護が始まる」とよく言いますが、現在このご利用者は居場所ができ、笑顔が良く見られるようになったと発表しました。しかし、この方にとって“私たちが受け入れてもらえたと実感できる時”はいつでしょうか?それは、いつも大切に持ち歩いておられ、絶対に人に手渡す事のない“リュックサック”がポイントだと思います。リュックサックを私たちに対して「ちょっと持ってて」などの言葉が聞かれた時、一番大切な物を預けてもらえた時!これが“受け入れてくれた時”だと思います。その瞬間は、みなさんにとっても「受け入れてもらえた」という感動的な時間となると思います。これからも一緒に頑張っていきましょう。と、締め1時間の研修会が終了しました。
 研修を通じて、自分達のケアのあり方、チームの大切さを考える時間となりました。これからも秋穂あかり園のテーマでもある「丁寧な介護」の実践を続けていきます。


投稿日:2014年12月04日