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恵方巻作り



 

2/1(水)に入居者の皆さんと『恵方巻き作り』を行ないました。これはある入居者さんのアセスメントの中で「昔は仕出し屋さんでバリバリ働いていたんよ。お寿司を作るのが得意で、巻き寿司なんて今でも手が覚えてるよ。また料理をしてみたい」という話がありましたので、ケアプランで実行しました。
せっかくなのでポスターで参加者を募ったところ、20名が希望されました。
 
 



 
切る係、酢飯の係、具を一人分ごとに分ける係、空いた器を洗う係、テーブルのセッティング係...などに役割決めをし、いざ開始です。
 
 



 
「さあ、準備できた。巻こうやぁ」
「どーやるんじゃったっけ?教えて教えて」
と、弾む声が聞こえます。
 
 

 
「ご飯が少ないよ。もう少し頂戴」
「しっかり巻いておかないと食べる時崩れるからね」
 
 



「できあがり~」

 
「今日は節分ではないけれど、節分と思って今年の恵方の北北西(ちょうど氏神さまの秋穂正八幡宮の方向)を向いて食べましょう。」と説明すると「食べ終わるまで喋っちゃいけんのんよね~」と言う声のあと、モグモグ、ゴクゴクという音だけの時間がしばし続きました。
 
 

 


 
「ちょっと太くなったけど自分で作ったから全部食べたよ」
「久しぶりに主婦業をした、たまにはやらないと忘れてしまうね」
「また、いつか何か作りたい」
食べている間喋れなかった分、食べ終わった方から順に色々な感想が飛び出しました。


食後はお約束通りのみんなで片付け...さすが主婦の達人の皆さん。手際の良さであっと言う間に片付きました。
 
 

 
「自分で作った巻き寿司を食べれるなんて。ここに入ってこんな事が出来るなんて思わなかった。嬉しい。ありがとうね。」
と笑顔でおっしゃられました。

恵方巻きにかぶりつく皆さんの姿と、準備や片付けの際も冗談を言いながら楽しく行なっていた様子を見て、来年もまたこんな時間を作りたいと感じました。(ちなみに来年の恵方は南南東です。)




 
投稿日:2017年02月20日