防府温泉ホーム防災の日
防府温泉ホームでは、平成14年3月19日に発生した火災を教訓に毎年この日を「温泉ホーム防災の日」と定めています。
今年は火災予防啓発活動の一環として、防府市消防本部 予防課 指導係の吉末係長様を講師としてお招きし、日常生活でも起こりうる火災の原因や予防についてご講演いただきました。
全国的に救急車の出動件数が増えている!とよく耳にしますが、防府市内では昨年1年間で約4,200件(1日平均11.5件)出動しているそうです。
また、消防車は昨年1年間で40件(1か月平均3件)出動しているそうです。
「そんなに通報があるの?」と参加された皆さんも大変驚いておられました。
では、温泉ホームで生活するうえで火災発生の危険性を少しでも減らすためにはどんなことができるでしょうか?
例えば…
①電気コードを束ねた状態で使用したり、たこ足配線に過剰にコンセント類を差し込んで使用すると危険です!(家庭でも束ねた状態で使用していることが多いので、すぐに改めようと思いました)
②冷蔵庫など、コンセントをずっと差し込んで使用している電化製品は危険です!(コンセントにほこりが積もっていませんか?)
③電気毛布は濡れた状態で使用するのは危険です!(初めて知りましたが、尿失禁や多量の発汗、飲みこぼしの飲料などをそのままにして濡れた状態で使用すると危険だそうです)
などなど、日常生活でも火災が発生する危険性はたくさんあり、皆さんも「へえ~、そんな危険があるんやね」と熱心に参加しておられました。
質疑応答のコーナーでは、入居者の方から積極的に質問がありました。
夕方、多くの入居者の方が声を掛けて下さいました。
「今日はいい機会をありがとうね。早速点検してみたけど、冷蔵庫の後ろのほこりがすごいことになってたよ。こういうきっかけがないとなかなかやらないから、今後も定期的にお願いね!」
「部屋帰ってから、束ねたコードを全部伸ばしてみたよ。ああいう話を聞くと、自分が原因で火事になってもいけないから、気を付けるね。」
多くの方にご参加いただき、さっそく行動して下さる方もおられ、とても有意義な時間を共有することができました。
ご講演いただきました吉末係長様、本日はお忙しいなか大変貴重なお時間を本当にありがとうございました。
たくさんの方が一緒に生活している温泉ホームでは、
火災予防に対するお一人お一人の意識があるだけで、大きな予防効果が生まれます。
もしもの時に備えて、職員も一生懸命訓練を実施しています。
しかし、まずは『予防』することが大切です。
大切な命や財産を守る為にも、
引き続き火災予防活動へのご協力をよろしくお願い致します。
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